【桜メール 平成26年8月号】
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◆宮司のことば 「山登り」
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登りつめた時、快晴であって欲しい。
美しい朝陽を拝みたい――。
誰もが望み、期待する。
道のりが長ければ、険しければ。
苦労が大きければ大きいほど、
その望みは強くなる。
途中で引き返すのは、簡単だ。
でも、これまでに払った苦労や
費やした時間は無駄になる。
山は晴れていることもあるし、
曇っている時もある。
当然、雨の時だってある。
行いが良くても悪くても、
並の努力でも、たくさん努力していても。
頑張って、登り切った時、
もし、山頂が晴れていなくても、
もし、地平線から登るお日様を拝めなかったとしても、
あなたがそこに行き着いた事実は変わらない。
人と出会い、時に助け、時に助けられ。
新しい発見をした。
苦しさの中にも、小さな楽しみを見出した。
そんな、自分を見つめた時間。
そして、あなたにしかできない体験をしたという事実は。
他人は言うかもしれない。
「せっかく頑張っても、晴れていないのでは意味がない」と。
でも、結果がどうであっても
一歩を踏み出したこと、それ自体に大きな価値がある。
新しい経験により、あなたは何物にも代えがたい
「何か」を既に得ているはずだ。
だから、どんな結果が出ようとも、
恐れることなく、全力でチャンレンジして欲しい。
これまでのあなたと違う「あなた」になるために。
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